業界歴20年の視点で
“判断”を支援
介護リフト付き温泉旅行を安全に判断するためのご案内
介護が必要な方にとって、旅行や温泉は大きな楽しみである一方、ご家族や施設職員の立場では、「本当に安全なのか」
「事故が起きたらどうなるのか」
「無理をさせてしまわないか」といった不安が先に立つのも、自然なことです。
このページでは、介護リフト付き温泉旅行を検討する際に、事前に知っておいていただきたい情報を、判断材料として整理してお伝えします。

よくある
ご不安・懸念について
ご家族・施設様の方から、特に多く寄せられる声です。
- 入浴時の転倒や事故のリスクはないのか
- 介護リフトの操作は誰が行うのか
- 利用者本人が怖がらないか
- 体調が急変した場合に対応できるのか
- 施設職員が同行しなくても問題ないのか
これらの不安は、どれももっともなものです。不安を感じること自体が、リスク管理の第一歩と考えています。

介護リフト付き入浴の
安全設計について
介護リフト付き入浴は、「設備があるから安心」ではありません。
どのように使い、誰が判断し、どこで支えるかが重要です。
入浴時は以下の点を重視しています。
- 利用者の身体状況に合ったリフトタイプの選定
- 操作は経験・知識を持つ付き添いスタッフが実施
- 揺れや恐怖感を最小限にする動線と声かけ
- 無理な姿勢や長時間の入浴を避ける判断
事故が起きやすい場面を想定し、事前準備と当日の判断でリスクを下げる設計を行っています。
利用者・家族・施設様の
役割分担
安全な旅行には、役割の整理が欠かせません。
ご本人
- 体調や不安、できること・できないことの共有
ご家族
- 医療・介護情報の提供
- ご本人の希望や不安の整理
施設様(関係者)
- 日常の介護状況、注意点の共有
- 無理がないかの専門的な視点
付き添いスタッフ
- 現場での介助・安全管理
- 状況に応じた中止・変更の判断
「誰がどこまで担うのか」を明確にすることで、現場任せ・責任のあいまいさを防ぎます。
旅行前に必ず
確認していただきたい
チェックリスト
ご判断の目安として、以下をご確認ください。
- 介護リフトの種類と使用方法を把握している
- 本人が強い恐怖感を示していない
- 当日の体調変化に対応できる余裕がある
- 入浴以外(移動・トイレ・食事)の支援体制が整っている
- 「無理ならやめる」判断ができる

ひとつでも不安が残る場合は、必ず事前にご相談ください。
介護リフト 使用動画
ご家族・施設職員の皆さまと
連携した判断について
「行く・行かない」を一方的に決めることはありません。
ご本人の想い、ご家族それぞれのお考え、そして日常の介護状況を把握されている施設様やケアマネジャーの視点。
それぞれの立場の声を丁寧に共有したうえで、どのように行けば実現できるかを一緒に考えることを大切にしています。
実際のご相談では、
- ご家族の中で意見が分かれる
- 施設としては慎重な立場を取られる
- それでもご本人が「行きたい」という強い想いを持っている
というケースも少なくありません。
そのような場合でも、想定されるリスクを正しく整理し、理解したうえで、可能な限り安全に実現する方法を検討するというスタンスでサポートしています。
まずはご相談ください
介護リフト付き温泉旅行は、「予約」ではなく「相談」から始まります。
- ご本人の状態を踏まえた可否判断
- 安全面を最優先したプラン設計
- 不安が解消されてからの最終決定
まずは、状況をお聞かせください。ご本人・ご家族・施設職員の皆さまが納得できる形を、一緒に考えます。
よくある質問
-
介護リフトがあれば、本当に安全に温泉に入れるのでしょうか?
-
介護リフトは「安全に入浴するための道具」であり、使い方と体制が整ってはじめて安全性が高まります。
事前に、身体状況に合ったリフトを選び、経験のある付き添いスタッフが操作・介助を行います。
また、揺れや恐怖感が出ないよう、動作をゆっくり行い、ご本人の表情や反応を見ながら進めます。
-
入浴中や旅行中に体調が急変した場合はどうなりますか?
-
事前に、ご本人の既往歴や注意点を共有したうえで同行します。
体調に変化が見られた場合は、無理をせず、入浴や行程を中断・変更します。
必要に応じて、ご家族・施設・医療機関と連絡を取りながら、 状況に応じた対応を行います。
「予定通り進めること」よりも、「安全を優先すること」を最優先にしています。
-
施設の職員が同行しなくても本当に大丈夫なのでしょうか?
-
施設職員の同行がなくても、 介護資格を持つスタッフが同行し、入浴・移動などをサポートします。
事前に、日常の介護状況や注意点を施設やケアマネジャーと共有し、 旅行中も情報をもとに対応します。
役割を分け、連携することで安全性を確保する考え方です。
-
家族の中で意見が分かれている場合でも、相談していいのでしょうか?
-
もちろんです。実際には、ご家族の中で
- 心配する立場
- 本人の想いを尊重したい立場
と意見が分かれることは少なくありません。ご相談の際は、想定されるリスクと対応策を整理し、全員が同じ情報を共有したうえで判断できるようサポートします。無理に説得するのではなく、納得できる形を一緒に考えます。
















